「高平らしい郷づくり」をめざして

 高平郷づくり協議会が発足して6年が経ちました。

 高平にはさまざまな地域課題があり、高平地域をいつまでも「住みたい・住み続けたい」地域にするためには、住民が力を合わせて「高平らしさ」を活かした地域づくりを行うことが必要です。

 地域の各団体をつなぐ役割と住民の皆さまの地域活動を支援するために発足した高平郷づくり協議会。協議会の取り組み・目指すところを再認識するとともに、これからの「高平らしい郷づくり」を住民の皆さまと一緒に取り組んでいきたいと思います。

◇さまざまな域課題

 高平郷づくり協議会では、これまで高平の各団体の皆さまとの話し合いの場を設けてまいりました。高平には多くの団体がありますが、一人が複数団体の役員をするなど、担い手の負担が増えているのが現状です。

 役割重複の課題に加え、これからはそれぞれの組織をしっかりつなぎ、まとめる存在が必要です。また、高平の魅力を広く発信し、多くの人が交流できる場の提供、特に若い世代を中心としたコミュニティの形成も望まれます。

 これから人口が減少していく中で、様々な行事をどのようにスリム化していくかも課題です。高平の高齢化率は年々上昇し、今現在、三田市でトップの41.1パーセントとなっています。みんなで相談しあい、支えあいながら「ふるさと高平」を元気な郷にしていきましょう。

◇これからの高平地域を考えてみませんか

 高平地区の人口は年々減少しているとともに、急速な高齢化が進んでいます。少子高齢化は日本全体の問題であり、高平地域でもその流れを止めることは難しいかもしれませんが、これからの高平が暮らしやすい郷になるよう、また住民が笑顔で元気な郷になるよう、地域みんなで考えてみませんか。

 下のグラフは高平地区年齢別人口表、20年の推移です。

 20年前50歳前後の住民70人は、今70歳前後で同じく70人程度住んでおられます。

 20年前20歳前後だった若者は60人程度いましたが、今40歳前後は30人弱と半分以上が高平から別の場所へと住まいを変えています。

 元気な高齢者の多い高平で、出来る人が高齢者を支え、助け合い、すべての年代の方々が住んでよかったと思える地域づくりを目指していきましょう。